東京湾でハマグリが沢山取れた?|それって実はバカ・・

現在は、東京湾一体にアサリが沢山増えてきていて、アサリは海の水を綺麗にしますから、現在の下水処理場でも完全に処理ができないとされているリンなども含めて海を浄化していると聞いたことがあります。

よって、アサリが沢山増えるほど海が綺麗になるという訳なのですが、実際、アサリがどれくらい海の水を浄化しているのかわかりませんけど、貝類の飼育をしたことがあれば分かるとおり、汚れた水を本当に綺麗にしてくれます。

ただ、汚れた水を綺麗にした場合、貝の体内に何かしらの汚れが蓄積されてよくないことが起こっているのではないか?、と言った懸念がない訳ではありませんが、そのあたりは専門的な分析をしないと確かなことはわかりません。

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もっともお手軽なのはお台場の砂浜での潮干狩り。

 

以前は禁止されていた為、お台場で貝を捕獲することはダメだったのですけど、現在は貝の捕獲に関しては届け出などをしなくても勝手にやっていいことになっています。

その為、平日や土日に関わらず、お台場で潮干狩りをしている人は結構いて、バケツを持って熊手で必死で砂浜をほじくり返しているのを見ることができます。

まあ、貝の捕獲は現在は問題ないとして、テントを張るのは禁止とか、遊泳禁止とかの項目に関してもみなさん無視してそれをしていますし、管理側も大して真剣に管理していませんから、大した問題ではないのかもしれません。

そこで、実際にお台場で潮干狩りをやってみると、それは沢山のアサリが捕獲できるのですが、アサリに混じってやたら大型の貝も同時に捕獲できるのです。

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アサリよりも大きな似たようなデザインの貝といえば、ご存知ハマグリになりますし、ハマグリは結構高級な貝ですし、バター焼きなどにしたら美味しいですから、ハマグリが取れたと喜ぶ人が結構います。

 

東京湾ではハマグリが簡単に捕獲できる?

 

アサリ掘りに行ってみたら、アサリ以外にも大きなハマグリが沢山取れたと喜んでいる人が居たので、実際にその貝を見せていただいたのですが、そのハマグリは・・・。

確かに、見た目や大きさはアサリよりもひとまわり大きいハマグリによく似ているのんですけど、実はその貝はハマグリではなくてバカガイであることが殆どなのです。

バカガイとはアオヤギとしてスーパーなどで売られている貝であり、バカガイという名前からして、あまり頭が良くなくて美味しくない貝のようなイメージがありますが、別に特別不味い訳でもありません。

まあ、個人差はありますけどバカガイよりもハマグリのほうが美味と感じる人は多いです。

東京湾にアサリは沢山回復してきて、お台場でも簡単に捕獲できるようになってきていますけど、ハマグリに関しては国産や中国産が帰化した個体なども含めて、まだまだ回復するのは先の話ではないでしょうか?

バカガイとハマグリを見分けるのは知らない人だと結構難しいのですけど、バカガイは貝殻が弱いという性質がありますので、貝殻を叩いてみるとか、水産関係に詳しい人に見ていただくなどをして判断したほうが良いかもしれません。

ただ、東京湾で本物のハマグリが捕獲できたのであれば、その場所で繁殖をしているということですから、ポイントを覚えておいてハマグリの捕獲を楽しむのも良いかもしれません。


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Updated: 2016年6月30日 — 1:55 AM