今でも東京の賃貸物件は必ず礼金を払わないといけないの?

東京で賃貸物件を契約する際に、以前からよくわからない請求として、礼金といった家賃一ヶ月相当分の費用がありますが、こちらに関しては、元々、部屋を貸す方よりも部屋を借りたい人のほうが圧倒的に多かったため、風習的にそれが今でも残っていると聞いたことがあります。

関西の方でしたら、礼金自体が風習的にありませんから、関西から東京に引っ越しをする人はこの見慣れない請求を見て、不思議がることがあるのですが、現在でも礼金は必ず支払わないといけないのでしょうか?

 

 

最近は東京の礼金も事情が変わりつつあります。

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昭和の高度成長期などでしたら、地方から上京する多くの人たちがいて、そういった人たちがこぞって賃貸アパートなどを契約していた時期があったのでしょうけど、現在ではどうかといえば、確かに上京してくる人たちは沢山います。

しかし、人口が減少していることも関係あるかと思いますが、東京に引っ越してきても住める家がないとか、空き物件がなくて困って仕方がないと言った状況になる事自体が殆どない状態になっているのが現状です。

早い話が、不動産はタワーマンションなどが沢山建設されているのに、それに対する居住する人の数が東京にある住居全体の数よりも、年々下回るようになってきていて、それで別に、どうしても部屋を貸してくださいと大家に頭を下げる必要もなくなって来ている感じでしょうか?

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それに合わせて、以前のように強気な礼金設定をしていると、部屋そのものを借りてくれる人がいないなるような状態になっている物件もちらほら出てきているのか、最近では礼金なしであるとか、礼金がかなり控えめの金額になっている物件も出てきているようです。

 

 

礼金なしの物件も当たり前のようになった時代。

 

まだ、インターネットもなく、部屋の情報を不動産会社から得るしかなかった時代でしたら、東京全体の物件や相場、礼金の有り無しなどもわかりにくかったのでしょうけど、現在はネットであらゆる空き物件が検索できる時代になっています。

その結果、よほど魅力的な他にない物件でしたら別でしょうけど、同じような価格帯の物件の場合、礼金がある物件よりも、礼金がない物件を選ぶ人が出てくるのは当たり前の話なので、部屋も余っている状態でそうなると、大家も強気になれないのですね。

また、最初から礼金自体を全く設定していないUR賃貸や、同じく礼金自体を請求してこない物件が東京にも増えてきていますから、現在では借りるほうが強い決定権を持って好きな物件を選べるようになってきています。

別に礼金がすべて悪であるというわけではなくて、それを払ってもいいと思える物件なら払えばよいだけですし、似たような物件があり、そちらに礼金が設定されていないのであれば、そちらを選べば良いだけですから、借りる方がその都度判断すれば良い時代になってきているようです。


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Updated: 2017年2月1日 — 6:03 AM