埼京線で女性に集団痴漢を行う男性は何故逮捕されるのか？

先日、埼玉県大宮市から東京の大崎までを結び、そこから先の新木場まではりんかい線と直通になっている埼京線の電車の中で20代の女性一人に対して集団痴漢をしていた4人が逮捕されるってニュースが大々的に報道されていて驚いた人も多いと思います。

通常、痴漢という犯罪は女性ひとりに対して、男性が一人で単独犯行で行うもので、集団で女性一人に体を触るとか服を脱がすなどの痴漢行為はAVやアダルトゲームなどの世界の話であり、現実にはそのような事件が発生すると考える人は少ないからです。

ただ、埼京線は乗車率が200％になる世界でもトップクラスの超満員電車であり、痴漢の発生率もナンバーワンで、初めて利用した際には痴漢は犯罪ですってアナウンスが頻繁に電車の中で行われているので、なんて感じの悪い電車だって思ったものです。

埼京線で女性に集団痴漢を行う男性は何故逮捕されるのか？

埼京線に初めて乗った際に驚いたのが、あまりの人の多さでこの電車乗れるの？って普通に疑問に思っていて並んでいると、後ろから思いっきり駅員に押し込まれる感じで電車の中に押し込まれて、その状態で動けないくらい密集して次の駅に移動しました。

このように慢性的に大混雑をする埼京線で痴漢が極端に多い理由は、他の京浜東北線等の電車と比べて、東京の赤羽から渋谷迄の主要な駅を移動する際に殆ど停車しない状態で移動するためであり、池袋、新宿、渋谷の間は長時間停車することがないからです。

超満員電車で次の駅に移動するまで、電車が停車しない状態で目の前に若い女性がいれば、それを狙って痴漢を行う犯罪者が出てきてもおかしくありませんので、あまりの痴漢事件の多さから、埼京線の車内では監視カメラが常に稼働する状況になりました。

埼京線に限らず電車の中で痴漢は常に監視カメラで記録されている？

元々、最初は埼京線の中にも監視カメラは設置されていなかった気がするんですが、あまりに痴漢事件の多さだけでなくて、満員状態でストレスがたまっている人が多いのか、何度も取っ組み合いとか殴り合いをしているような事件もみたことがあります。

その為、いつの間にやら社内に監視カメラが設置されていて、他の電車でも同様に監視カメラが稼働しているのではないかと思いますが、それにより電車の中で痴漢などの犯罪行為をした場合、全て映像が記録されているのでそれで犯人逮捕が可能になります。

正直言って、普通に埼京線を利用する人からすれば、監視カメラで常に記録されているってのは納得できない部分もあるのですけど、それをしないといけないくらい痴漢事件が多発ししていて、女性の被害者救済や痴漢事件を防ぐためには仕方がないですね。

埼京線の中で痴漢被害に遭われている女性をみたら110番しましょう。

今回の、埼京線の中での集団事件の犯人4人逮捕に繋がったきっかけは、女性を集団で男が取り囲んでいたのを見て不審に思ったアルバイトの人が駅員に相談をして警察に110番したのがきっかけとありましたので、これがなければ事件が表に出なかった？

痴漢の被害に遭遇している女性は、怖くて周囲に助けを求めれないことや、そのような被害現場を他人に見られるのが恥ずかしいって気持ちになることもあり、自分では救済を周囲に求めることが出来ずに、延々と痴漢被害に悩まされてしまう状況になります。

その為、埼京線の中で不自然に女性に近寄っている男性がいれば、女性の顔や雰囲気などを見て具合が悪そうにしていればそのまま110番するか、駅員に相談をするか等の対策を取るべきなのですが、電車移動中は周囲の皆さんで痴漢をどうするかですね。

実際に埼京線に乗っていると、周囲を見渡す余裕すらない状態で、電車内で何が起こっているのかすら分からない事も多いですから、他人に無関心で大混雑をしている状況を痴漢が悪用していることもあるため、監視カメラが必要になる理由もわかります。

ただ、一部の迷惑な痴漢が原因で女性専用車両ってのが設置されてしまい、それで盟約を被っている多くの男性利用客のことも考えないといけない問題であり、女性専用車両の存在自体がおかしなことになっているのも事実なので、色々と問題になっています。