東京に引っ越すのであれば、出来れば真っ先に検討して欲しいのが、宅配ボックス付きのマンションであり、特に宅急便などで荷物を頻繁に受け取る人、多忙であちこちに移動する人などは、宅配ボックスがあれば本当に便利です。
コンシェルジェなどが24時間待機しているような物件のように、高額な家賃も必要ありませんし、その近辺の古い物件よりも若干高い位の家賃設定ですから、宅配ボックスが付いていないマンションを選ぶ理由はありません。
立地や家賃に問題がなければ、必ず宅配ボックス付きのマンションを選んでおくと、荷物の受け取りは便利ですし、全体的に設備が優れている事が殆どですから、後悔をする事は殆どありません。
隣の住民がおかしいとか、騒音被害が酷いなどは、マンションの設備とは関係ない話ですから、なるべく設備の良いマンションを選びつつ、一般常識のある住民が多い物件を選ぶのが基本でしょうか?
あれば、とても便利な宅配ボックスなのですけど、すべての荷物を受け取れるわけではなくて、受け取れない荷物もありますから、注意が必要です。
クール宅急便は宅配ボックスでは受けとれない?
冷蔵とか冷凍している食品なども、クロネコヤマト宅急便などで送る事が出来ますから、いろいろと便利なのですが、これらの荷物はその性質上、冷蔵や冷凍で保存できるような冷やされた状態で輸送されます。
しかし、最後に配達先に届く際には、ドライバーが手に取りご自宅迄その荷物を持ってくるような流れになっていますので、その時点で常温での輸送になるのですが、その場合でも直ぐに配達先に届けますから、なんら問題はありません。
問題が出るのは、このようなクール便と呼ばれる冷蔵や冷凍の荷物を宅配ボックスに入れて保管した場合であり、一般的に宅配ボックスには保冷機能はありませんから、常に常温での預かりになります。
そのような宅配ボックスの中に、冷たい冷凍や冷蔵されている荷物を入れると、中では結露が発生して水浸しになりますし、温度管理もできませんから、通常は宅配業者は冷やす必要がある荷物は宅配ボックスに入れません。
あとあとクレームになるような受け渡しは宅配業者は行いません。
後でクレームが届いた場合は、問題になる可能性もありますから、必ず伝票に記載してある電話番号宛に電話をしてきて、不在時はどう扱うのかの確認をしますから、その際に受け取れない場合は指定の日時に再配達を依頼する事になります。
その間は、運送会社の指定している保冷室で保管をしますから、特に問題になる事はありません。
よって、クール宅急便などの荷物は、居留守を使っても荷物を受け取れる宅配ボックスでは受け取る事はできませんし、もし、そのような安易な対応をしてくる業者の場合は、次から利用しない方が良いですね。
ただし、伝票に記載してある届け先に電話で確認をして、宅配ボックスに入れてくださいとの指示があった場合は、そのまま宅配ボックスに入れてくれますから、なるべく早めに取り出しを行い、結露や水滴が付いてしまっている場合を考えて、タオルなどを持っていくようにしましょう。