東京で一人暮らしを始める場合、最初からタワーマンションを選ぶ人もそれなりにいますし、最初は選べなくても、多くの人が学生向けの古いアパートと最近建設されたタワーマンションのどちらが良いかと聞かれたら、タワーマンションと答えるでしょう。
ただし、富裕層の方に聞いた場合は、投資用とか節税用とかは別として、居住用であれば必ずしもタワーマンションではなく、ラトゥール代官山とかパークマンション千鳥ヶ淵のような、都内でも高額な低層マンションを選ぶ方も多いようです。
富裕層の方は別として、一般的な金銭感覚の人であれば、特に地方の人ほど、地方にはない巨大なタワーマンションを選ぶ方や希望する方が多いようです。
タワーマンションでは玄関からエントランスまでの移動時間が重要です。
そのようなタワーマンションを選ぶ時に、実際にタワーマンションに住んでみればわかるのですけど、結構重要なのが駅から徒歩何分ではなくて、エレベーターを使った自宅玄関からエントランスまでの移動時間になります。
タワーマンションの高層階部分に居住する場合、普通の人は階段を使って自宅からエントランスまで移動する人は、災害時以外は殆どいません。
低層階部分であれば、エレベーターの待ち時間や移動時間よりも階段で移動したほうが早い事もあるため、タワーマンションであっても常に階段で移動している人も多いのです。
高層階部分の部屋を契約した場合は、必ずエレベーターで移動する事になるのですが、当然自分以外の人もエレベーターを使うため、殆どの場合で待ち時間というものが発生します。
また、待ち時間とは別にエレベーターの移動時間というものも存在しますので、駅直結であったり、駅の目の前のタワーマンションであっても、実は移動時間にかなりの時間がかかるような物件も多いのです。
できれば、エレベーターの移動時間は少なくしたいものなのですが、一部のマンションで実現している、自分のフロア専用のエレベーターがあるような物件は、普通の人は契約する事はできませんし、その場合はどうしたら良いのでしょうか?
40階建以上のタワーマンションを契約するとエレベーターの使い勝手が良いです。
実際に、40階建ちょうどというわけではなくて、大体40階建て以上のタワーマンションになると、エレベーターが低層階用、高層階用と別々になっている事が多くて、エレベーターの数も6基以上用意されている事がよくあります。
それとは反対に、33階建以下のタワーマンションの場合は、エレベーターが3基から4基程度しかなくて、全ての階で共通して使われるため、実際の待ち時間がかなりのものになる場合もあります。
特に、最上階から一階まで移動する際には、33階建のタワーマンションの場合は、それより下のフロアの人が一階に移動する際に、必ずそのフロアで一旦停止してから、また移動を繰り返す為、かなりのストレスになる事があります。
その点、40階建以上のタワーマンションの場合は低層階用と高層階用のエレベーターが完全に分かれていますので、最上階の40階以上から一階に行く場合は、28階から下のフロアでは止まる事なく一気に加速して移動する事ができます。
実際に33階建以下と40階建て以上のタワーマンションに住んでみればわかります。
実際に使ってみると分かりますが、中途半端なタワーマンションよりも、より高層構造のタワーマンションのほうがとにかくエレベーターの使い勝手が良いので、一度そちらに慣れてしまうと、低層階と高層階で分離されていない物件は受け付けなくなります。
もちろん、低層階部分が好きな方の場合でも、そのエレベーターは高層階にはいきませんので、より待ち時間が少なくなります。
エレベーターの数も若干多い事から、殆どエレベーターの待ち時間といった問題から解放される事が多いですから、タワーマンションを選ぶ場合は、より高さが高い物件を選んでおくと、後々エレベーターの移動でストレスを感じる事もなくなります。
一階から上にエレベーターで移動する際にも、たくさん人が待っていたとしても、低層階と上層階の人では最初から利用するエレベーターが異なる為、待ち時間も少なくなるのです。
タワーマンションを選ぶ際には、快速と通勤快速くらい違いますから、より高層階仕様の40階建て以上の物件を選ぶと後々便利です。