東京で一人暮らしをしたい方で、年収100万円でも一人暮らしが出来るのか?といった話になった場合、かなりの制限はありますが、普通に一人暮らしをする事は可能です。
ただし、この場合の100万円というのは年収ではなくて手取りを示している事が多く、総支給額で100万円ではなくて、手取りで100万円である事が殆どですのでご注意下さい。
手取りで100万円と言えば、毎月の手取りで83000円前後であり、これは地方から東京に上京した大学生の仕送りよりも少ない金額ですから、その手取りで社会人が東京で生活をしようと思うとかなり無理があるのが分かると思います。
総支給額で100万円の場合は、そこから住民税や所得税などの税金、かなり割高な健康保険料、年金などがきっちりと引かれますから、手取りは80万円を下回りますので、これで東京で一人暮らしをするのはかなりきついでしょう。
年収が手取りで80万円の場合は、毎月の手取りが66000円位ですから、これだと地方の主婦のアルバイトの手取りと同じくらいしかありません。
ただ、家賃が3万円以下のアパートを契約した場合は、毎月の手取りが66000円前後でもなんとか生活できない事はありませんので、人間やろうと思えばなんでもできるといったところでしょうか?
年収100万円(手取り100万円)の場合は家賃は5万円以下が望ましい。
年収といっても手取りで100万円で話を進めますが、その予算で東京で一人暮らしをする場合は、地方から上京してくる大学生の生活を参考にするとどのようにすれば良いのかがよく分かります。
大学生なら学生寮があるのでは?と思われるかもしれませんが、そのような学生寮に入れるのは外国人であるか、ご実家の所得が一定より下回っている家庭しか利用できません。
殆どの家庭は、学生寮には入る事が出来ずに、自前でアパートを契約してお子さんを東京に上京させる訳ですから、そういった需要がたくさんある以上、それに見合った物件も沢山あるという事になります。
その場合の家賃は5万円以下である事が多く、年収100万円で5万円のアパートを契約するとかなりきつくなるかもしれませんが、東京では5万円以下のアパートを探すのはかなり難しいと言えます。
また、5万円でしたら都内の下町でJRの駅にも近い学生向けの物件が沢山あるため、それらを利用すると、移動も便利で安い物件に住む事ができるのです。
電気代や電話代、ガス代などは合計しても5000円程度でしょうから、残りの30000円前後の予算が毎月の生活費になりますので、うまくやりくりをすれば、それで生活をしている学生の方も沢山いるので問題はありません。
神奈川県や埼玉県なら家賃30000円以下のアパートも沢山あります。
都内23区で立地の良い場所で探すと、家賃50000円以下のアパートを探すのは大変難しいのですが、神奈川県、埼玉県なら30000円といったアパートもそれなりにあります。
ただし、かなり作りがボロいと言いますから、レオパレスが高級マンションに見えるくらいの作りのアパートが多いので、何とか生活はできるけどそれ以上の暮らしはできないような感じです。
実際に、神奈川県とかの家賃20000円前後のアパートに住んでいる人の収入は年収で100万円以下である人も多い為、そういった人たちが実際にいる以上、年収100万円でも一人暮らしは可能であるという事になります。
確かに一人暮らしをする事はできるのですけど、一番難しい問題は、アパートを契約するときの話になりますので、その際に断られないような安定した収入を証明できるような状態にしておくのがベストです。