地方ではあまりみかけない問題として、東京都心部では雨の日になると、必ずといっていいほど発生する都心ならではの困った問題があります。
それは、雨で濡れた傘を電車に持ち込む際のトラブルであり、雨で濡れてしまっている傘を満員電車に持ち込むと、周囲の人のスーツや衣類に水が付いてしまうなどで思わぬ事故やトラブルに巻き込まれる場合があります。
また、傘自体が邪魔になってしまって、満員電車の中では予想外のトラブルに発生することもあるので、できれば折りたたみ式の傘を持参したいところですが、折りたたみ式の傘はどうしてもサイズが小さくて強度が弱いため、ビル風の強い都心では、あまり役に立たないこともよくあります。
満員電車内では、常にイラつている人が想像以上に多いことを理解する。
朝の通勤電車内というのは、皆さん結構電車内でイラついていることも多くて、他人の濡れた傘が自分のスーツや衣類におもいっきりついていまうと、それが原因でさらに機嫌が悪くなって爆発してしまうこともある訳です。
どちらが悪いかといえば、満員電車に濡れたままの傘をそのまま持ち込んでいる方が一般常識を問われますから、最初から電車内には濡れた傘を持ち込まないようにしておけば良いだけの話です。
しかし、それを理解できていない人、引っ越してきたばかりで地方の感覚の人の場合は、おそらく最初は濡れた傘をそのまま電車に持ち込む人もいるのではないではないでしょうか?
ちょっとした気遣いができる人とできない人で、思わぬトラブルに巻き込まれる人と、巻き込まれない人の違いが発生する状態になる訳ですから、最初からトラブルを避けるように対応しておいた方が良いに決まっています。
電車の中で詰めて下さいと叫んだだけでも殺される時代です。
以前、電車の中で、もう少し詰めて下さいと叫んだだけで、それに頭にきた他の乗客から殴り殺されてしまった人もいたくらいですから、たかが傘くらい・・・と思っていると、想像以上のトラブルに巻き込まれることもある訳ですね。
当然ですけど、電車の中で詰めて下さいといって殴り殺されてしまった人には落ち度はありませんので、加害者側の一方的な落ち度になるのですが、こちらは傷害致死で確定してしまって、一時期波紋を呼んでいました。
この場合も、誰が被害者になって誰が加害者になるのか分からないような状態ですから、満員電車=ストレスの塊と認識しておいた方が無難かもしれません。
濡れた傘はタオルで拭いてから電車に持ち込むとトラブルが少ない。
折りたたみ式の傘であれば、駅のホームでたたんでカバンの中に入れておけば、それで問題はないのですけど、どうしても折りたたみの傘になると傘としての性能が制限されてしまいます。
スーツで通勤している方などは、折りたたみの傘だとかなり濡れてしまって困りますので、一点ものの傘を使っている人もそれなりにいるのですが、その際にはタオルを持っておけば、電車に乗る前に濡れを拭き取れますからとても便利です。
若干荷物になりますが、濡れた傘を拭くために、カバンの中には小さめのタオルを一枚持っておくと便利です。
コンビニやスーパーの前にある無料の傘入れ袋を頂戴して利用する。
雨の日には、大抵のコンビニやスーパーなどの前に、傘の水滴で店内が汚れないように、傘を入れるための専用のビニール袋が設置されていますので、それを拝借してそのまま電車で使っておくと便利です。
当然ですが、コンビニを利用しないのに入り口に置いてある傘を入れるためのビニール袋だけを持って行くのは、最悪の場合は窃盗扱いされることもありますから、それをやってはいけません。
コンビニの店内に入る際に、傘にビニール袋をかぶせて一旦店内に入り、何か購入するものがあればそのまま購入して、何もなければそのまま店外にでるような感じで対応すれば問題ありません。
コンビニの前に置かれている傘を入れる袋は、コンビニの中に入る人のために設置されているものですから、中に入ったのであれば、別に何も買わずに出ても全く問題はないという理屈です。
一度使用した傘入れ用の袋の中は濡れているので要注意。
その後に、雨に濡れずに駅まで移動できるのであればそのまま移動して、傘を再度開ける必要があるのであれば、袋を外してゴミ箱に捨てずにそのままポケットかカバンにでも入れて駅に向かうことになります。
あとは、駅に着いたら先ほどの傘用のビニールを再度傘に被せれば、電車の中で他の人に水滴がつくこともありませんし、視覚的に見ても、周囲の人を濡らさないような気配りができているのはすぐに分かりますから、強い安心感があります。
注意点としては、傘を一度入れた袋の中には水滴がたまっていることがあるため、再利用する際には、それを一旦外に出してからカバンやポケットの中にしまわないと、それらがびしょ濡れになってしまうことがありますのでご注意ください。