家賃を6ヶ月間滞納したらどうなるのか?|特に問題はなかった話

日本の場合は賃貸住宅に住んでいる人が多くて、物価も高くて世界的にも家賃が高い傾向にあるため、大家という業種は結構な不労所得のようになっている傾向があります。

極端な例で言えば、沖縄の米軍基地とか空港などの土地の地主は何もしなくても相当なぼったくり価格でなんの才能もない人たちでも安定した収入を得ることができるし、そういった人が六本木ヒルズレジデンスに住んでいるのが、今の日本の現状なのです。

今後は、日本では人口減少と共に東京の一部の付加価値のある物件を除き、地方の不動産は価値がないばかりかマイナスの負の遺産としてのみ存在しそうな雰囲気になりそうなのですけど、それでも今すぐそうなりそうな訳でもありません。

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日本では不動産の投資が効率良く利回りを出せるような仕組みになっています。

 

そのような状態ですから、今でも元々土地を持っていた大家がそこにハコモノを建設して、住居として貸し出すことにより利益を得ているような状態が続いています。

そのようになると、結果的に賃貸住宅と呼ばれている住居に住む人がたくさん増えてくることになりますし、最初は自分の身の丈にあった物件に住んでいても、何かしらの事情で家賃が支払えなくなる人も世の中にはたくさんいるのです。

将来的には不動産の投資はその殆どが負債になってしまい、富士の樹海に特攻する人が増えそうなのですが、現時点では安定している投資の一つになっています。

そこで、以前会社の社長さんで事業が傾いてしまった件を相談をされた方が、その後に家賃が支払えなくてどうなったのか?について今回は書いてみたいと思います。

 

ある程度の裕福な生活をしている人たちが突然家賃を支払えなくなる。

 

会社を経営しているような人たちというのは、それがうまくいっている時にはその辺の会社員の人たちよりも圧倒的に生活に困らないようなお金が入ってくるため、一見して大きな家に住んでいて幸福な状態のように見えます。

しかし、その分うまくいかなくなった時には莫大な負債を背負ってしまい、毎月の高額な家賃も支払えないようになってしまい、最終的には一家離散とか新小岩駅でダイブをする羽目になってしまうことすらあるのです。

サラリーマンの人たちとは異なり、自分やその親族が連帯保証人になり、数千万円、数億円の借金をして事情をしているわけですから、それがうまくいった際にはそれに見合った生活をするくらいは当然なのですけど、知らない雇われの人から見れば嫉妬の対象になることが多いようです。

 

経営者の方は常にハイリスクを背負っているのです。

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今回の社長さんも、数千万円の融資を銀行から受けて新しい事業に手を出したものの、それが上手くいかない事や騙されてしまったり、取引先が逃げたりなど、散々な目に当てしまって事業がうまくいかなくなりました。

その事業について相談を受けていたところ、もはや家賃が支払えなくて何ヶ月も滞納している状態であり、ついに不動産会社から督促状が届き、一括での滞納家賃と金利分の支払いを期日までにしない場合は、強制執行をする旨の内容だったのです。

これを放置しておくと、合法的に現在のご自宅から追い出される上に、資産として換金できるものは片っ端から差し押さえられてしまう恐れすらあります。

相談を受けているうちに、家賃の滞納の話になってしまい、それがもはや手がつけられない状況になっていることを知った訳ですが、この場合はどうすれば良いのでしょうか?

 

家賃を滞納している社長さんは取引先の支払いや借金返済も滞納している。

 

やることは簡単で、不動産会社と交渉をしてお金を支払う約束をすることと同時に、現在傾いている事業を立て直すべく対応をしていくこと、他にも借金の支払いが滞納している場合は、そちらも同時に処理をしていくことになります。

一般的に、このような状態になっている社長さんというのは、上記のような面倒な処理を同時に行うような才能はないため、放置しておくとどんどん状況が悪化していくことになりますので、なるべく早い段階で、専門的な知識がある相手に相談をするのがベストです。

その結果、色々と対応を進めて、新仕事を受けるような段取りや仕組みを作って、債権者や不動産会社、取引先との交渉方法をご説明して、その通りに処理をした結果、残るは家賃の支払いを不動産会社と交渉するだけで良くなったのです。

ここでのポイントは、最優先で債権者や取引先と交渉をしながら、傾いた事業を立て直し、その後に一番優先度を下げて家賃の滞納についての相談を不動産会社とすることになります。

 

家賃を6ヶ月間滞納して督促状が届いても全く問題なく解決できました。

 

現時点では、6ヶ月間滞納していた家賃も全て支払うことができて、債権者ともうまく話が進み、借金の額も残り半分の数千万円くらいに落ち着いていますし、仕事も安定して受注できるような状態まで回復させることができました。

結論から言えば、家賃を6ヶ月間滞納してもなんら問題はなかったと言えますが、このような状態になった場合は、なるべく専門知識や経験のある人に早めに相談をしたほうが無難です。

家賃の支払いに困っている人は参考にしてみてください。


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Updated: 2015年11月30日 — 2:21 AM