生活に困った場合は家賃の支払いを交渉するのがお勧め

人間は生きていれば良いこともありますし、悪いこともありますから、常に順風満帆で過ごせる訳でもありませんし、悪い事が重なる時には思いっきりどん底まで落ちてしまうことも良くあります。

ご家族が不慮の事故に遭われたとか、ご自身が病気や事故で大怪我をして仕事ができなくなることに関しても、引きこもって自宅から全くでない人以外は常にリスクがつきまとうのです。

そうなった際には収入が止まってしまい、これまでの貯蓄を使ってそれを崩しながら日々の生活を過ごすことになるのですけど、その様な状態が長期間続いた場合は、当然貯蓄が底をつくこともあります。

しかし、いくら貯蓄が底をついたとしても、支払いがなくなる訳ではありませんので、食費から生活費、税金や社会保険料などは、収入が全くない人でもそれが止まることはない為、結果的に支払い不能状態になることになります。

金融資産が数億円あっても一晩で破産状態になるような時代です。

例えば、金融資産が数億円ある様な人であっても、そういった人は巨額の投資を行っていることもあり、そこで投資が失敗して大きな負債を背負った場合は、一晩で破産者になるのですけど、破産をしても免責されない負債というものが存在します。

その結果、どうなるかと言えば、自ら命を絶つしかなくなるのですけど、そこまで極端な例は普通の人には関係ないとしても、どうしても収入が止まってしまって借りる先もない場合は、どの様な対応をすれば良いのでしょうか？

ご自分が大丈夫であっても、両親が同時にガンになってしまった場合は仕事もできずにこれまでの貯蓄を全て使ってご両親の介護や看病をしないといけなることもありますし、実際にそういった人もいらっしゃるのです。

生活に困った場合は家賃の支払いを交渉するのがお勧めです。

基本的には、契約された代金の支払いは絶対に厳守しないといけないのですけど、どうしてもそれが難しい場合は、優先順位をつける場合があります。

その優先順位とは、クレジットやローンなどの支払いや税金の支払いを優先させるということになるのですが、食費に関してはなんとか抑えることは可能であっても、自分で支払い金額を決めれない家賃に関してはどうにもなりません。

また、家賃自体が最も大きい支出であることが殆どですから、その支払いさえ止めれば他がなんとかなるのであれば、思い切ってまずは家賃の支払いをしばらく待っていただける様に交渉するのがお勧めになります。

クレジットやローンの支払いに関しては、一度でも滞納すると金融事故扱いとして記録に残ることになり、それがあると数年間はローンやクレジットカードが作れなくなることもあります。

ローンやクレジット会社との支払い交渉をする時点で金融事故覚悟です。

別にそれが問題ない人であれば、クレジットやローンの滞納をしても良いのでしょうけど、普通の人であれば多分困りますし、これらの金融会社は交渉しても意味がありませんし、交渉した時点で金融事故扱いになると思って交渉しないといけません。

食費に関しては、別に食パンとジャムだけで1日過ごせば200円もあればやっていけますから、そちらに関しては最低限の食事をとってなんとかしのぐことはできるでしょう。

一般的に、毎月の固定費の中で一番高いのが家賃であることが殆どですから、その家賃さえなんとかなるのであれば、しばらくはやっていけるとか、今後回復の見込みがあるのであれば、管理会社と交渉すれば案外待っていだけることが多いのです。

その為、2ヶ月くらい家賃の支払いを待っていただければ、その間に回復できる場合は真っ先に交渉するべきですし、家賃の支払いを待っていただける数ヶ月間の間になんとかしてお金を作り出せれば全てがうまくいきます。

ただ、全く収入のあてがないとか、何をしていいのかすらわからない人の場合は、退去を含めた交渉をすることになりますし、その際には敷金を使ってなんとかなることも多いですから、早めに退去の検討をしましょう。

税金も最優先に支払うべきなのですが、交渉することは可能です。

税金や社会保険などは滞納すると消費者金融を上回る金利が上乗せされて大変なことになりますし、破産をしても免責されませんし、必ず支払わないといけない最も危険な請求になります。

ただし、相手は公的機関ですから生活がどうしても厳しい場合などは、減額は難しいのですけど、支払い期日については多大なる対応をしてくれることが殆どですから、なんとか相談をして6ヶ月間くらい待っていただくとか、そういった流れにすることも可能です。

当然ですが、支払いが遅れた税金に関しては、消費者金融並みの金利が上乗せされますので、それについては覚悟しておく必要がありますが、唯一年金だけは結構回収が甘いところがありますので、支払えるのに放置はダメですけど、払えない人は年金の優先度は最も下げても良いかもしれませんね。

あらゆる支払いの中でも、滞納すると最も危険な状態になる住民税だけは最優先に支払っておくことをお勧めいたします。