賃貸マンションに好きなエアコンを取り付けたい|原状回復問題

現在、日本にお住いの多くの方は分譲住宅ではなくて、賃貸住宅に住んでいるかとは思うのですけど、賃貸住宅というのは分譲住宅よりも多くの制約があるため勝手なことは出来ないようになっています。

別に、契約している賃貸住宅の壁をペンキで塗ったり、柱を壊したり、壁をぶち抜いて3LDKを広々とした1LDKにしても良いのですが、そのような改築行為をしてしまった場合は、入居中か退去時に原状回復をしないといけません。

通常、原状回復は退去時に行われるのですが、入居中であっても入居者が著しく問題のある行為をしていることが発覚した場合は、入居中に改善しないといけないこともありますが、普通の常識がある人には全く関係ありません。

スポンサードリンク




 

さて、原状回復ってなんでしょう?

 

原状回復というのは、部屋を契約時と全く同じ状態にすることであり、例えば壁に穴をあけてしまったとか、浴室を壊してしまったとか、そういった場合は居住者負担で元の状態に工事をしてから退去をしないといけないということです。

ただし、日常生活における壁紙などの破損やフローリングの破損などに関しては、居住者の負担ではありませんが、それを居住者に負担させる悪質な大家が結構いますので、その場合は支払い拒否をするのが無難ですし、事前に契約の確認をとっておいたほうが良いでしょう。

この原状回復のことを誤って認識している人のトラブルで多いのが、賃貸住宅におけるエアコンの交換問題になります。

 

賃貸住宅のエアコンは勝手に交換しても良いの?

 

賃貸住宅を契約する際に、室内に最初からエアコンがついていることがよくあるのですが、そのエアコンが古いとか、ご自分でエアコンをお持ちの場合は、エアコンの交換をしたい人も結構いらっしゃいます。

スポンサードリンク




しかし、賃貸住宅の場合はエアコンの交換を勝手に行うのは大変良くない行為になりますので、管理会社と大家からの承諾を文章でいただいていない場合は、絶対にやってはいけない行為になります。

例えば、最初から古いエアコンがついていたから、自分で勝手に新しいエアコンをつけてしまい、退去時にそのエアコンをそのまま放置して行こうとした際に、トラブルになるなどですね。

新しいエアコンにしたのだから消費電力も少なくて性能も良いのだから、何で問題になるの?と賃貸契約書を全く読んでいない人もいらっしゃるのですけど、エアコンの性能が良いとか最新機種とかではなくて、勝手にエアコンを交換したことが問題なのです。

また、取り外している最初から室内についていたエアコンを勝手に処分した場合、そのエアコンの購入代金を定価で弁償をさせられた挙句、取り外し費用、取り付け費用、取り外したエアコンの処分代金まで合わせて後で請求されることになります。

賃貸住宅に最初から取り付けられているエアコンというのは定価が高額なものであることが多いため、かなりの金額を請求される恐れがあります。

 

エアコンを交換したい場合は大家と管理会社に確認を取ること。

 

喘息の持病があるなどで、特定のエアコン以外は利用できない場合などでしたら、事前に契約前に大家と管理会社に確認を取るべきであり、入居後にそれでどうこう話をしても通常は許可はいただけません。

ただし、交渉次第ではどうにかなることもありますから、勝手にエアコンの取り付けと取り外しをする前に、エアコンを購入して良いのかについて、きちんと書類で了承を頂いてから交換するようにしましょう。

勝手に自分でエアコンを取り外して、それを倉庫などに保管しておき、退去時にまた取り付ければ良いと思ってい方がいましたら、真空引きを失敗するとエアコンが壊れますし、長期間放置しておいても動作不良になることが多いですから、注意が必要です。


スポンサードリンク






Updated: 2016年2月22日 — 5:38 AM