東京での釣りといえば、ご存知ハゼ釣りが大変有名であり、こちらはとても簡単で都内の大きな河川であれば簡単に釣れる為、東京の釣りはハゼのような小物釣りがメインといったイメージがあるかもしれません。
しかし、東京は大きな河川が沢山ありますから、大型の魚がいてもおかしくない環境にありますし、実際にとても大きな魚がいて、それを狙っている釣り人もそれなりにいます。
実際に、江戸川の河川敷などを歩いてみると分かりますけど、天気が良い休日などになると川釣りではありえないくらいに、巨大なロッドを設置している人たちを見ることもあります。
正直言って、とてもハゼを釣っているようには見えないくらい頑丈で巨大な釣り竿に巨大なリールがついている訳ですから、そういった釣り人は一体何を釣っているのか?といった感じで疑問に思われるかもしれません。
江戸川で見られる不思議な光景、石鯛用のロッドで何を釣っているの?
では、一体、石鯛とかマグロを釣り上げるクラスの仕掛けで釣り竿を設置している人たちが何を釣っているのかと言えば、当然ハゼではありませんし、うなぎやテナガエビでもありません。
巨大な釣り道具で釣りをしている人たちが狙っている魚は、アオウオという魚であり、体調は2メートルを超えると言われている淡水魚としては超大型の部類に入る魚であり、東京のど真ん中でこのアオウオを釣っているのですから驚きです。
アオウオは元々は日本に生息していない中国大陸の魚です。
実際に、江戸川なんかに2メートルクラスの淡水魚なんかいる訳ないと思われるかもしれませんし、アオウオって中国の魚で日本では生存や繁殖はできないのでは?と思われるかもしれません。
しかし、現実問題としてアオウオは日本の江戸川の環境に馴染んでしまって、そこに生息をしてる訳ですし、あれだけ巨大な個体が釣り上げられているのを見ると、すでに繁殖をしているのではないかとすら認識していまいます。
本来はアオウオが東京も江戸川に生息している訳はありませんから、一体誰が最初にアオウオを放流したのか知りませんけど、江戸川でアオウオが釣れるのは事実ですので、それを狙っている人たちがいる訳ですね。
アオウオ自体、かなり特殊な繁殖方法を行いますので、日本の流れが速くて小さくて浅い川では繁殖は絶対にできないのですけど、江戸川でしたらギリギリアオウオが繁殖できる環境い近いものがあるのかもしれません。
アオウオが繁殖する条件としては中国のように巨大で距離が長く、流れが緩やかな河川であることが必須になる訳ですから、ギリギリそれにマッチしたのが江戸川であり、東京独特の地形も影響しているのかもしれません。
東京のど真ん中での違和感を楽しみながらの釣りは大変お金がかかります。
アオウオがターゲットであるなら、石鯛用とかマグロ用の巨大なロッドにロープを固定して、東京のど真ん中で釣りをしているのにも納得はできるのですが、やはり知らない人から見ればかなりの違和感を感じるかもしれません。
興味があるようでしたら、アオウオ釣りを東京でチャレンジすしても良いかもしれませんが、釣り道具一式を揃えるだけでも10万円では全然足りませんから、かなりお金がかかる釣りになるのでそちらは覚悟しておいたほうが無難です。