東京の粗大ごみは宝の山?|違法投棄と発掘トレジャーハンター

もうかなり前の話になるのですけど、当時は大変高価だったNECのPC9801というパソコンがありまして、東京で生活をしていた友人達がなんとそちらの高価なパソコンを無料で手に入れる方法というものがありました。

だいたい、モニターとセットで40万円前後のパソコンですから、高校生くらいの学生がおいそれと購入できるものではなかったのですが、そのような高価なパソコンを無料で入手という訳です。

当時、地方に住んでいた学生の私としては、高価なパソコンが無料で手に入る話自体を最初は信じることができなかったのですけど、東京の友人達は続々と無料でそれらを手に入れていて、部屋の中には本当に無料で入手したとされるパソコンがあった訳です。

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Windowsすらなかった時代はMS-DOSというターミナルなOSを使っていたのです。

 

現在のように、スマートフォンやタブレットが当たり前のように普及していて、誰でも簡単にパソコンを購入して使える時代とは異なり、当時はWindowsすらもありませんから、MS-DOSを使ってコマンドプロンプトで全てを制御していく時代でした。

MS-DOSを発売していたマイクロソフトが発売して、当時は世界的な大フィバー担っていたWindows95が登場したのは、これよりもかなり後の話になります。

そんな感じで、パソコンと言えば普通の人ではなくて結構マニアックとされている人が所有しているものであり、存在自体がとても珍しかった時代なのですが、そのような高価なパソコンを無料で入手できていた時代もあったのです。

今時、MS-DOSを使っているのは、それをしないと仕事ができない人であるとか、それを使うことにより何かしらの勉強をしているような人だけでしょうから、全くそう言った業務に関係のない人がターミナルライクなOSを使うことはまずないでしょう。

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東京の友人達はどうやって高価なPC9801を無料で手に入れていたのか?

 

ここである疑問が出てくる訳ですが、当時40万円以上もしていた高価なパソコンであるPC9801を学生でお金もない友人達がどのようにして無料で手に入れていたのか?、と言ったお話になります。

当時はまだ沢山あったであろう秋葉原のパソコン専門店に深夜に忍び込んで集団でPC9801を盗んでいた訳ではありませんから、特別怪しいことをしていた訳ではないのですが、若干似たようなことをして無料で手に入れていた訳です。

その無料でPC9801を入手していた手段というのが、ゴミとして捨てられているPC9801をそのまま拾って持ち帰るだけの話であり、信じられないかもしれませんが、その持ち帰ったPC9801が普通に使えていただけの話です。

 

捨てられているゴミを勝手に持ち帰る人と違法に投棄をする人たち。

 

基本的に、ゴミとして捨てられているものを勝手に持ち帰るのは法律上の問題があるのですけど、パソコンを違法に投棄している側にも重大な問題がありますので、こちらは現在の歪んだ文明が生み出してしまった負の連鎖と言えば良いのでしょうか?

勝手に持ち帰るよりも、違法にパソコンを大量に投棄している側の方に重大な問題がありますし、それを勝手に持ち帰ったところで問題はないし、世の中のためになる事をやっていると思っていたのが当時学生だった友人達なのですね。

この高価なPC9801を捨てていたのは当然個人ではなくて企業になります。

この辺りは賛否両論あるでしょうし、法律的な問題もあるかとは思いますが、まさかまだまだ使えるPC9801がゴミとして捨てられいるなど、当時の田舎の学生だった私はそれを実際に見るまでは信じられませんでした。

このゴミと違法投棄の問題に関して言えば、現在でも行われているでしょうし、それを勝手に持ち帰っているような人たちもいるのかもしれませんが、この問題、いい加減で政治家や自治体がもっと真剣に考えて欲しい問題です。


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Updated: 2016年3月5日 — 4:01 PM