東京ではベランダから緑が見える物件には要注意|夏場の騒音

地方では当たり前のように見える光景として、ベランダから必ず緑が見えるといった話があるのですが、東京ではベランダから緑が見えるような物件の方を探す方が難しい位です。

その理由は極めて簡単であり、地方は大抵の場所で周囲を山で囲まれていることが多いことや、森や雑木林などもあるのですが、東京ではベランダから外を見ると巨大なビルや首都高速位しか見えません。

早い話、東京都心には山がない為、地方のようにベランダから山が見えること自体が殆どありませんし、唯一見える山といえば富士山位であり、それは緑とは言えない眺望になります。

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一部、港区の愛宕山といった小さな山もあるのですけど、本当に小さくて局地的な山ですから、周囲にある森ビルの愛宕グリーンヒルズレジデンスの特定の部屋からそれが若干見えるくらいです。

余談ですが、愛宕山の頂上には、鶏が放し飼いにされていて、そこにある料理店のランチメニューは3000円を普通に超えているので、初めてそこに行った人は驚くことが多いです。

そのような東京ですけど、出来ればベランダから緑が見えた方が良いと感じる人が多いでしょうから、なんとかそういった物件を検討してみるのですけど、殆ど見つかることはありません。

また、見つかったとしても極めて高額な物件ばかりであり、一般庶民の価格で手が届くような物件は、ベランダをから見た景色は隣の建物であったり、雑居ビルだったり、首都高速だったりと、窓を開ける気にもならない眺望が多いのです。

 

 

東京で緑を簡単に見たければ奥多摩に行けば良い?

 

まあ、東京でも簡単に窓から以外でも、どこにいても緑を見る方法としては、奥多摩に行けば簡単に見ることができますし、そもそも奥多摩自体が山の中にありますから、完全に地方と同じかより自然の中の環境であると言えます。

しかし、東京に引っ越す方の場合は、よほど特殊な仕事をしている人以外は、奥多摩にすんでしまうと全てにおいて大変不便ですから、わざわざ奥多摩に引っ越す人はいないと思われます。

奥多摩で働くのであれば、別に奥多摩にすんでも良いでしょうけど、家賃もあまり安くありませんし、道路は大渋滞するし、冬になると通行止になるしで、渋谷や港区で働く人であれば絶対にお勧めはできません。

ただ、単純に地方と同じく、緑の中で生活をしてストレスから解消されたいのであれば、奥多摩地方に住んで、奥多摩駅から電車で渋谷、東京方面に通勤すれば良いのですが、そうなると通勤自体で巨大なストレスがかかりますので、やはり普通の人にはお勧め出来ないのです。

 

 

緑豊かな絶景を見ることができるマンションの共通点。

 

東京で、ベランダの窓から緑を見ることができるマンションを見れば分かりますが、どれも高額なマンションばかりであり、豪華で頑丈そうな窓が付いているのが確認できると思います。

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例えば、最も有名な皇居と皇居前の桜をベランダやリビングの窓から絶景状態で見ることができる、パークマンション千鳥ヶ淵などの場合も、その窓はそれはそれは頑丈なつくりになっていて、早い話が防音仕様になっているのが一目で分かります。

どの物件も、一般的なマンションの窓とは作りそのものが違いますし、二重窓や巨大なハメ殺しの動かせない窓であるのが当たり前のようになっているには、それなりの理由があるからだと考えるのが普通です。

なぜ?そのようになっているのでしょうか?

まあ、東京の高額なマンションは大抵は二重窓か防音仕様の音が入ってこないような頑丈がガラス窓になっていますから、緑が見える見えないはあまり関係ないのかもしれませんが、この防音仕様になっているかどうかは実は大変重要なのです。

その理由は東京の夏で緑が多い場所に行けば分かります・・・・・。

 

 

夏場の東京では緑がある場所に大量のセミが発生している話。

 

東京には山がないのですが、その代わりに巨大な公園が沢山あったり、高額な物件では周囲が緑に囲まれていたりすることが多いのですが、その結果どうなるかといえば、夏場はセミが大量発生して、その狭い緑の場所で朝から晩まで延々と鳴き続けます。

これがですね・・・。

地方の遠くの山で鳴いているセミの騒音とは桁違いに異なるくらいの巨大な騒音であり、これがうるさいのなんのといったレベルでありません。

また、セミの騒音については警察に苦情を言ってもどうにもなりませんし、裁判所に訴えてもどうにもならないので、諦めるか、防音仕様の部屋に住むしかないのです。

しかも、午前5時くらいからセミの種類のよっては午後10時くらいまで代わる代わる鳴き続けるものですから、その鳴き声を聞いているとノイローゼになってしまいそうになります。

自宅の目の前で大量のセミが一斉に鳴くわけですから、それがどうなるかはすぐにわかると思うのですが、内覧の際に夏場でなければ分からない事ですから、事前にセミの問題は知っておいても損はありません。

これが高額な物件であれば、セミが鳴いても殆どきになる事はありませんし、エアコン完備の室内で、夏場の生い茂った緑を見ながら、癒される訳ですから、東京は貧富の差がとても大きいのです。

運良く、一般向けの物件のベランダから緑が見えて、これは落ち着くな?と感じるような事があった場合、夏場のセミの騒音に耐えれるような物件であるかを再確認しておくと、後々後悔する事はありません。

窓を閉めていれば騒音はしないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、一般的なマンションの窓でしたら、それを締め切っていても外の騒音はそれなりに入ってきますから、夏場の大量のセミの騒音がどうなるかはお分かりになるかと思います。


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Updated: 2015年8月2日 — 12:32 PM