東京のマンションを選ぶ際の確認事項|駅から徒歩5分は嘘?

地方から東京に引っ越しをする際には、必ずと言っても良いほど、そのマンションが駅から徒歩何分であるか?といった記載を真っ先に確認することになると思います。

恐らく、駅から徒歩何分を全く確認しない方というのは、富裕層に該当する方であり、日常的に電車を使わない方であるとか、駅から徒歩何分などはどうてもよくて、その立地や物件そのものに魅力がある事が分かっている方ですね。

早い話が、他の物件では困るから、わざわざその物件を選んでいるような人の場合は駅から徒歩何分といった記載は全く意識すらしませんので、そのような人になりたければ、仕事を頑張るしかないようです。

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地方では駅から近い物件は意味がなくても東京では意味がある。

 

電車自体を殆ど利用することが無い性質上、駅から徒歩時間が少ない物件の意味がない地方とは異なり、東京では移動手段が電車である事が殆どですから、駅から近い物件は常に優位性があります。

よって、駅から近い物件であるほど競合性が高くなり、それに比例して家賃が高くなるのはもはや東京では当たり前の話になっていますので、いかにして駅から近くて優良な物件を見つけることができるかに全てがかかっています。

そうなると、駅から徒歩何分の記載時間が短い時間であるほど、大家も仲介している不動産業者も家賃を高く設定できて利益も高くなるので、この駅から徒歩何分については、可能な限り短く記載することになります。

その結果、実際にその物件から駅まで歩く時間と、駅から徒歩何分の時間が全く異なっている物件も出てくる訳ですから、はっきり言って詐欺にも等しいような悪質な物件や不動産業者が出てくるのは当然といえば当然なのですね。

 

駅から徒歩何分の記載は直線距離で出していることが多いので注意。

 

実際に物件から駅までご自分の足で歩いてみるのが一番早いのですが、駅から徒歩何分といった記載は、その殆どが駅からの物件までの直線距離から計算した時間で記載されていることが多く、実態とは異なる事が多い事が分かります。

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不動産業界全体が詐欺じゃないかと思うかもしれませんが、不動産業者自体がそういった業界ですから、駅から徒歩何分に関しては、あくまで参考程度にしておく事が重要です。

ただし、結構正確な時間を書いている不動産業者も存在しますので、全てが正しく無いわけでもありませんし、実際に現地を歩けばわかる事ですから、面倒臭がらずに必ず現地を歩いて確認したほうが無難です。

基本的に駅から徒歩何分といった記載については、駅から物件までの道路に設置されている、信号の待ち時間について全く考慮されていないと思ってください。

 

GoogleMapやストリートビューで確認すると便利。

 

インターネットがこれほど発達するまでは、実際に現地に行くとは言っても、なかなか現地には行けずに物件を決めないと行けない事もあったのですが、現在ではネット上の地図サービスで世界中の詳細が分かるようになりました。

そのため、GoogleMapなどを使って、気になる物件を調べればご自分で本当の駅からの徒歩時間が簡単に分かるようになっていますから、その確認すら行わずに、契約後の駅までの移動時間が全然違うとクレームをつけるのは自己責任になってしまいます。

不動産業者にクレームを入れても、業界全体で直線距離にて徒歩時間を出しているとの回答が来れば、その時点で対応できなくなりますから、そうならないように数十分間程度のネットの地図を使った現地確認くらいはされたほうが良いかと思います。

ただ、駅から徒歩5分と、駅から徒歩10分程度であれば、殆ど移動時間は変わらないのですが、家賃が結構変わってくる事が多いため、あまりに露骨に徒歩時間を少なく記載している物件は、大家が異常であるとか、一般常識がない大家の可能性もありますので、事前に避けておいたほうが後々無難です。


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Updated: 2015年8月19日 — 8:42 AM