地方から東京に引っ越す際に、水槽や熱帯魚も一緒に移動させる方法 2

地方からの引越しの際に、新住居がある東京に水槽を持っていくかどうかについては、その人の考えや状況次第になります。

水槽を東京で購入する、引越しの際に持っていく人であれば、現在飼育している生体に関しては、通常は、必ず一緒に移動することになるかと思います。

宅急便では引越し先に受取人が居なければ発送することはできませんし、自分で一緒に移動した方が早いですからね。

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東京に生体は持っていかない場合は、川などに放流することは行わずに、処分するか、お近くのペットショップに引き取ってもらってください。

移動手段が航空機の場合は色々と問題が発生しますので、水生生物を同伴する移動の場合は、自家用車やバスなどの車、新幹線などの鉄道がメインになると思いますから、荷物の管理にはご注意ください。

エアレーション付きのくらーボックスの騒音が気になる方は、クーラーボックスをさらにクーラーボックスに入れれば問題ありませんが、荷物はその分かさばることになります。

できれば、自家用の自動車での移動であれば、周囲を一番気兼ねせずに持ち運びする事が可能ですが、これは車も一緒に東京に移動させる人限定になりますね。

一緒に東京に移動する事が決まった際に、一番問題になるのが、長年培ってきたろ材のバクテリア、飼育水、砂利やソイルなどになるのではないでしょうか?

水槽のバランスを保つのは結構大変で、一度バラした環境から元の状態に戻すのは、それなりに時間がかかりますし、生体にも負担をかける事になります。

東京に愛着のあるペットの生体を持って行ったのはいいのですけど、安定した飼育水やバクテリアが存在しなければ、あっという間に生体は死んでしまいますから、かなり重要です。

飼育水については、ペットボトル2本分くらいに詰めて持って行き、生体に関してはエアレーション付きのクーラーボックスなどに詰めて、移動すれば問題ありません。

ろ材については、そのままペットボトルに詰めておけば大丈夫です。

ここで一番の問題になるのは、地方の水道水と、東京の水道水の水質が大きく異なる場合がありますので、結構気を使う事ですね。

特に、レッドビーシュリンプ等の水質にシビアな生体を飼育している場合は、地方にいた頃の感覚で、新しい水槽をセッティングすると、いろいろな問題が出てしまう恐れがあります。

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井戸の水とは異なり、水道水はそれほど大きなばらつきはないかもしれませんけど、水がきれいな地域に住んでいた方は、念のため、水質を確認してから、生体を移動させるようにして下さい。

あとは、水槽を現地で調達するか、引越し業者に依頼して持ってきた水槽を、東京の新しい住居に設置します。

前回ご説明した通り、事前に、東京の新しい新居でポリタンクなどでエアレーションをしていた水を、新しい水槽に入れて、地方から持ってきた、ペットボトルに詰めた水槽水、砂利やソイル、バクテリア付きのろ材などをセットします。

すでに、水道水のカルキは抜けていますから、あとは、サテライトなどを使って慎重に水合わせして、魚の引越しは完了します。

しばらく様子を見ながら、調子が悪くなっていないかを確認して、一週間ほど問題がなければ、普通に水に馴染んでいるはずです。

 

関西から関東に引っ越す際の注意点

犬や猫と異なり、魚のペットというのは、必ず水槽が必要になりますので、合わせて生命維持のための電化製品として、照明やろ過装置などを利用する事になります。

ここで注意しないといけないのは、関西と関東の電化製品の50HZ、60HZという電化製品の周波数の違いになります。

水槽をお持ちの方であれば、一度は周波数が違うといった話を聞いた事があるのではないでしょうか?

普通の電化製品であれば、日本国内であれば、どこで利用しても使えるようになっているのですけど、アクア業界の電化製品というのは、未だに周波数で同じ製品であっても、利用して良い地域が分かれている事もよくあります。

ただ、実際に、関西版の水槽用器具を、関東である東京で10年位使っていたのですけど、火事とか故障とかする事なく、特に問題なく使えていました。

問題なかったと言っても、絶対に問題ない保証などはありませんから、異なる周波数帯の電化製品を平然と使うのは良くないと思います。

引越し先の電気の周波数を確認して、もし、周波数が違う地域に引っ越す場合、東京に引っ越す場合でしたら、関西方面の方は、現在使っている電化製品の周波数の仕様を確認して、使えないようであれば、事前に売却されることをお勧めいたします。

実際に自分が使っていて問題がなかったとはいえ、あまり推薦は出来ませんからね。


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Updated: 2015年4月18日 — 8:27 AM