一般的に、毎月の支払いである家賃に消費して良い金額は、給料の30%以下であると世間では認識されているのではないでしょうか?
実際に給料の50%を家賃に割り振ってしまうと、一般的な金額の給与である場合は生活は厳しくなりますし、それが総支給額から算出している50%であれば、なおさら厳しくなります。
給与が20万円の人が、家賃10万円のマンションで生活をしても特に問題がないように見えるかもしれませんが、実際には総支給額で言えば、家賃が10万円になると手取りから自由に使えるお金は6万円程度しかありません。
6万円で食費から交際費、水道ガス電気、携帯電話の料金を支払っていくと、残るお金は殆ど無くなります。
他に何もしない人であればなんとか生活できるかもしれませんが、この状態で車を保有している場合は、それだけで既に生活ができなくなっている状態ですから、総支給額から50%も家賃に使うのがいかに大変であるかが分かります。
しかし、世の中には変わった人がいて、給与よりも高額な家賃の物件に住んでみたいとか、なんらかの理由があり、給与よりも高額な家賃の物件に住んでいる人もいます。
普通に考えたら、給与総額から50%の家賃を支払っただけでも、生活が一気に苦しくなるのに、給与よりも高額な家賃を支払うと破産するのでは?と思うかもしれませんが、その辺りをうまくやっているから、給与よりも高額な家賃の物件に住めていると言えます。
給与よりも高額な家賃を支払っている時点で他に収入があります。
当たり前すぎる話になるのですけど、給与よりも高額な家賃を毎月払っている時点で、他に何らかの収入があるか資産を崩しているかのどちらかであり、それらに該当しない場合は、本人が家賃を払っていないか嘘をついている事になります。
当然すぎる話なのですけど、契約しているマンションを法人名義で借りているのであれば、実は法人が高額な家賃を毎月払っていて、自分はその法人に対して税法が許す限りのわずかな家賃を支払って済ませているので、世間では給与よりも高い家賃を払っている事にしている人もいるかもしれません。
いわゆる見栄で、高い家賃を支払っていると自慢しているケースがこれです。
目安としては90平米くらいの物件であれば、9割近い金額を会社の経費として落とせますし、100平米から200平米くらいの物件であれば5割近い金額を会社の経費として落とせますが、どちらも法人がそれ以上に儲かっている必要があります。
給与よりも高額な家賃を払っていると主張している人の部屋の間取りと広さを確認してみて、90平米位かそれ以下の物件であれば、個人契約なのか法人契約なのかを確認すると良いでしょう。
投資やアフィリエイト収入等の副収入がある人。
会社の給与が安くても、他に副業的な収入があり、そちらの金額が高額になっている人の場合は、会社の給与よりも高額な家賃を支払えますし、支払うのも当たり前のはなしです。
給与が20万円の人でも、アフィリエイト収入が100万円あれば、普通に高額な物件の支払いをする事ができますし、高い家賃を支払っておかないと支払う税金が多くなるといった対策的な話もあります。
普通に考えたら、ネットの副業で月100万円もあれば会社を辞めた方が良いのでは?考えてしまうかもしれませんが、こういった人は会社の正社員といったポジションが欲しいだけであるとか、もっと副業の収入が高額になれば会社を辞めると言った人が多くなります。
アフィリエイト収入で得たお金を使って、さらに投資をしている人もいますので、そちらが安定するまでは、会社に所属しておいた方が良い感じの、滑り止めや保険のような感覚で会社に在籍している事もあります。
親から毎月仕送りをしてもらっている社会人と同居する社会人。
社会人になっても、親からかなりの金額を仕送りしてもらっている人も世の中にはいますから、そういった人であれば、新人で給与が安くても、それ以上の金額のマンションに住む事が出来ます。
また、他の人と同居をして、実際の家賃の半分のお金を支払って、少しでも良いマンションで生活をしたい人もいますから、こちらのケースでしたら、親しくお付き合いしている人がいるのであれば、どなたでも選択できる判断になります。
単純に、給与よりも高いマンションに住んでいると言っても、その生活環境や物件の詳細、家族環境を確認しないと、本当に給与よりも高額な物件に住んでいるのか?、その話が本当なのかは分かりません。
周囲にそのような人がいれば、詳しく話を聞いてみると良いかもしれませんね。