地方の方で東京で一人暮らしをしたい方は大変多く、そのような状態になっている人に話を聞くと、皆さん都心のタワーマンションに住んでみたいとおっしゃっています。
地方にはタワーマンションのような強大な住宅はありませんし、タワーマンションは見るからに凄そうといったイメージがありますから、隣の芝生は青く見えるではありませんけど、余計に良いイメージがつくのでしょう。
都心のタワーマンションの家賃相場は最低でも10万円は必要。
しかし、タワーマンションは例外なく最低相場というものが、一般的な地方のマンションと比較して高めに設定されていることが多くて、ワンルームの一番安い部屋でも10万円は必要になります。
また、都心のタワーマンションで10万円の部屋というのは、大変人気があることが多い為、空きが出た瞬間に次の人で埋まってしまいますから、その様な価格帯の部屋が存在していることすら知らない人も案外多いのです。
この様に、一見して高額な家賃に設定されている様に見えるタワーマンションなのですが、どの様な人が住んでいるのでしょうか?
知らない人であれば、大変、気になりますね。
都心のタワーマンションに住んでいるのは普通の会社員が多い。
地方に住んでいる東京のタワーマンションの事をあまり知らない人であれば、タワーマンションに住んでいるのは、タレントさんとかスポーツ選手とか特殊な職業の人ばかりであると思っているかもしれません。
実際にそういった人たちも沢山いるのは事実なのですが、都内のタワーマンションに最も多く住んでいるのは普通の会社員の人たちです。
いわゆるサラリーマンとかOLと呼ばれている人たちのことであり、別に経営者でもありませんから、他人に雇われてサラリーを稼いでいる人たちです。
地方の感覚でいえば、まさかタワーマンションに住んでいるのは会社員が多いといった状況を理解しにくい部分もあるかもしれませんが、現実的にはそうなのです。
まあ、家賃が100万円を超えている様な高額な物件の場合は、外資系の企業に勤めている会社員とか役員、外交官とか経営者といった普通の会社員とは異なる形態の人が多くなるのですが、普通のタワーマンションでしたらそうではありません。
普通のタワーマンションというのは家賃が20万円前後の物件のことです。
家賃が20万円の物件に会社員が住むことは本当にできるのか?
これも、地方の感覚でいえば20万円という金額は毎月の手取りよりも大きい金額である人も沢山いるわけですから、その様な金額を毎月家賃として支払うのは不可能であるといった感覚になるの無理はありません。
しかし、現実的には家賃20万円の物件に住んでいる会社員の方は多いわけですし、住めない様な人がその様な物件に住んでいる理由もありませんから、家賃は安定して支払っているのです。
なぜ?その様なことが可能なのでしょうか?
その答えは、手取り20万円以下の人であれば家賃20万円の物件に住めないのは当たり前ですから、単純にそれ以上の手取りが安定して毎月入ってきているだけの話です。
東京では20代前半で年収500万円以上であっても普通の会社員です。
そもそもですけど、東京と地方の会社の給与を同じ感覚で比較すること自体が間違っていますし、20代前半で年収500万円以上の会社員の方も普通にいるのが東京であり、できる人材なら1000万円前後の20代の会社員ですらいらっしゃいます。
また、東京の会社では住宅手当という手当が結構な金額支給されることがある為、それで会社に家賃を負担してもらって、自分は10万円前後の家賃しか支払わずに20万円を超える物件に住んでいる人も多いのです。
手取りが高いから、家賃が高い物件に住めるだけの簡単な話ですね。
地方の感覚を東京や海外に当てはめて考えるのではなくて、自分がそうなるにはどうすれば良いのかを検討していくと良いかもしれません。