地方にお住いの方でも、特に年齢の若い方に多いのですが、東京で一人暮らしを始めてタワーマンションに住んでみたいといったご希望を持たれているけど、どうしたらタワーマンションに住むことができるのか?といったお話です。
地方では、そもそもタワーマンションと呼べる100メートル以上のマンションそのものがなくて、殆どの住宅が一戸建てであり、大きなマンションといえば、せいぜい10階建くらいの建物であることが殆どになります。
田舎で育った人ほど東京の巨大なタワーマンションに今日を持つものです。
子供の頃からずっと地方で育った年齢の若い人でれば、テレビなどで大々的に放送されている高額なマンションの筆頭でもある六本木ヒルズレジデンスなどの映像が頭に強く入っていることが多いことでしょう。
テレビの映像やネットで見ると、それは堂々とした出で立ちで高級感が漂っているイメージしかしませんから、いつかはそういった夢のタワーマンションに住んでみたいと思うのは当然だと言えます。
ですから、地方で育って地方の会社にそのまま就職をしている様な人たちの中も、何かしらの野望を持っている人であれば、タワーマンションに住んでみたいと強く思ってくる訳ですね。
人間は、自分が知らない、今の自分にないものを常に結果として求めるものですし、そういった好奇心と冒険心を持っている人の方が、何も希望がない人よりも将来性が高いと言えます。
では、誰でもタワーマンションに住むことはできるのでしょうか?
基本的に、タワーマンションというのはその性質上、東京都内で言えば学生向けのアパートの様に毎月20000円の家賃で住める様な格安な物件というものが全くありません。
激安なタワーマンションを探せば少しくらいはあるではなくて、その様なタワーマンションの件数は、全くの0件で存在すらしていないという意味です。
そのため、タワーマンションというのは、最低水準の相場家賃という金額が事実上設定されていますので、その最低金額の家賃を毎月支払える人でなければ、当然タワーマンションに住むどころか契約すらすることができないのです。
また、タワーマンションを住む、住まない以前に一定水準の収入がないと、タワーマンションを賃貸で契約することは出来ませんし、賃貸の契約ができない様な人であれば、分譲タイプのタワーマンションを購入するのは不可能でしょう。
分譲のタワーマンションを購入したい場合は賃貸の家賃が払える収入が必要。
購入したい分譲マンションと同等の部屋を賃貸できるくらいの資金力と安定した収入がない場合は、ローンそのものが組めません・・・。
よって、タワーマンションに住む為には、一番安いワンルームの部屋であっても、最低限度の基準という金額を毎月必ず支払える人でなければ、契約もできないですし、住むことは出来ないという訳です。
東京都内のタワーマンションであれば、最も安いワンルームの部屋であってもかかる家賃は最低10万円前後になっていて、これ以上安い金額になると、部屋そのものが存在していませんので、普通の方法では部屋を借りることは出来ません。
一人暮らしならワンルームでも良いのでしょうけど、家族で暮らす場合であれば、ワンルームというのはプライバシーの問題もあり、正直言ってかなり厳しいものがあります。
そのため、タワーマンションに住みたいのは良いのですけど、一人暮らしなのか複数の家族で住むのかによって、かかってくる費用が全く異なりますので、最初にそちらを決めておかないといけません。
当然ですが、一人暮らしの方が安くなりますので、家族連れの場合は、かかる費用は最低でも同じ建物内のワンルームと比較して1.5倍から2倍くらいの家賃が必要になると思ってください。
それでは次回に続きます。