東京のプレジャーボート所有者は高齢者が圧倒的に多い?

日本はその全方向を海で囲まれているにも関わらず、法律や税金、利権の関係でプレジャーボートと呼ばれているいわゆる個人用の小型クルーザーとかヨット等を所有している人が世界的に見ても極端に少なくなっている訳のわからない状態になっています。

これは、日本でプレジャーボートを購入すると、市場が小さいので兎に角お金がかかることや、プレジャーボートの利権が絡んでいるとしか思えない船検や必須設備品の購入とか、維持費などが極端に高くなること、税金や係留のための費用が高額なことです。

そのため、日本でプレジャーボートを購入している人で20代、30代の年齢層の人は殆どおらず、東京のマリーナに行ってみても、白髪頭とか禿頭の高齢者の人が圧倒的に多くて、他は税金対策用の長期間放置されているとしか思えないヨットが沢山あります。

スポンサードリンク




 

 

東京のプレジャーボート所有者は高齢者が圧倒的に多い?

 

東京では地方と比較しても特にプレジャーボートの係留費用が高額になっており、27フィート位の、ナギサのときであれば、何とか東京湾から伊豆諸島、大島等に移動できるクラスのプレジャーボートを所有すると年間の係留費用は100万円位必要なのです。

また、夢の島マリーナとか浦安マリーナ等でガソリンや軽油を購入すると、驚くほど高額な価格設定になっており、ヨットのように燃料を殆必要としないボートは別ですけど、大量に燃料を消費するプレジャーボートの場合は燃料代も桁違いに高くなります。

その結果、東京都内のマリーナに行っても、若い人は本当に殆どおらず、マリーナ全体が高齢者の集まり的な老人ホームの様になっており、あとは、税金対策として購入されたとしか思えない、大型のプレジャーボートがプカプカと浮かんでいる状態です。

スポンサードリンク




 

 

東京湾こそプレジャーボートがあると快適で楽しいのですが難しい。

 

東京湾は、太平洋などの外洋から隔離されている構造になっている事や、東京都内には大きな河川なども多くて、元々は江戸時代から水路が活発に利用されていたこともあり、プレジャーボートがあると休日等は本当に快適に過ごすことが出来ます。

一回でも、都内で土日などの休日にプレジャーボートで遊んだ経験のある人は、地方よりも極端に発達している都内のプレジャーボートやヨットで遊べる環境に驚く人も多いですし千葉県のばんや等は、プレジャーボートを係留できる場所も用意されています。

しかし、兎に角普通の会社員では都内で27フィートクラスのある程度安定して航行できるS-QUAROのようなプレジャーボートを購入しても、それを維持するのは本当に大変で、もう一軒賃貸マンションを借りて車を購入する位の維持費が必要になります。

 

 

東京都内でプレジャーボートを購入する前に維持が出来るかを検討。

 

都内のどのマリーナに行ってみても、高齢者ばかりであり、若い人がいても高齢者が引率しているとしか思えない人くらいしかおらず、若い人だけのグループで都内でプレジャーボートを楽しんでいる人は本当に稀なので、完全に老人ホームとなっています。

これを見ても分かりますけど若い人がプレジャーボートを購入しない理由は、マリンスポーツに興味がないのもあるかもしれませんが、現在日本ではお金が相当余っている人が税金対策でプレジャーボートを購入するって図式ができあがっているのが原因です。

別に税金対策でなくプレジャーボートを持つことも出来ますが、その場合は、税引き後の手取りから、プレジャーボートを購入して維持するだけの出費が可能なのは高齢者位しかいないってのが問題ですから、日本のプレジャーボート関係はおかしな状態です。

これから、都内でプレジャーボートを購入する予定の人は、プレジャーボートは購入時に1000万円でも、売却時には100万円位まで下がる恐れがあること、船検やフジツボ対策などの維持費も桁違いであり、燃料も高額になることを理解しておくと良いですね。


スポンサードリンク






Updated: 2018年5月11日 — 3:16 PM