車を運転する以上、必ずどこかに駐車してから、徒歩で買い物や友人宅などの目的地に向かう訳ですが、その際に利用する駐車場は、殆どの場合無料であるとか勝手に車を誰でも止めれるような構造にはなっていません。
よほど過疎が進んだ田舎であれば、その辺の空き地や道路に勝手に止めることも出来るでしょうけど、東京の場合はそう簡単にはいきません。
都内のイオンや文化堂のスーパー、ビバホームのようなホームセンターなどであれば、最初の数時間は無料であっても、その後は一時間600円前後の費用を請求されることが殆どです。
IKEA船橋店なら長時間駐車しても駐車場代は常に無料。
完全に駐車場をその施設が営業している時間内は無料で利用できるのは、IKEA船橋店のような、利便性が悪くて他には周辺に何もない場所にある巨大な商業施設くらいです。
IKEAの駐車場の場合は、そこに車を置いて、他の施設に遊びに行くといった行為自体が不可能な為、IKEAの目の前にあるマンションの友人宅に遊びに行く以外は、まずIKEAで買い物をする以外にありえないからです。
都内で買い物をする際に、スーパーに車で出かける人、ホームセンターに車で出かける人、ヨドバシカメラなどに車で出かける人など、得に日常的な買い物で車を利用する人であれば、毎日車を利用します。
その際に面倒になるのがBMWやポルシェなどの左ハンドルの車になります。
一部、マクラーレンF1のようなセンターハンドルの3人乗りの車もありますが、流石に都内でもそのような高額な車は殆ど走っていませんので、一般的には右ハンドル、左ハンドルのどちらかになります。
スーパーやホームセンターの駐車場は右ハンドルしか対応していない。
都内の駐車場に実際に車で行ってみれば分かりますが、駐車場のゲートを潜る際に、駐車券を必ず発券しないとそこのゲートが開くことはありません。
その為、駐車場の発券機のボタンを押して駐車券を受け取るのですが、それが右ハンドルの車を想定した作りになっている為、左ハンドルの車の場合は毎回車を降りて駐車券を受け取らないといけません。
もちろん、左ハンドルであっても助手席に人が座っていれば、助手席の人に発券機のボタンを押してもらえば良いのですが、一人の場合はそれも出来ませんので、毎回車を降りて駐車券を受け取らないといけません。
当然、帰りの駐車券を発券機にいれて料金の精算をする際も右ハンドル仕様になっている為、毎回車を降りて発券機に駐車券をいれないといけません。
これが毎回続くとなると結構面倒です。
いつも二人以上で行くのであれば、左ハンドルの車の方が助手席の人が全てやってくれる為、楽といえば楽なのですが、いつも一人で行く人は毎回毎回、ドアを開けて車を降りて発券機を操作することになります。
BMWやポルシェでも最近は右ハンドルが多くなっています。
元々、日本の車自体が右ハンドルであるという性質上、車に関わるような施設も右ハンドルに合わせて作っているのが当たり前ですから、契約者のみが利用できる駐車場とは異なり、誰でも利用できる駐車場というのは、必ず駐車券を発券しないといけません。
その為、駐車券を発券して、それを最後に精算する工程が毎回必要になることを考えると、一人で運転をすることが殆どの方の場合は、日本の道路事情に適している右ハンドルの車を選んでおいた方が無難であると言えます。
会社であっても、右ハンドルの車が増えてきていること考えると、左ハンドルの車は趣味の領域になるのかもしれませんし、旧型の外車の場合は右ハンドル自体がない車もいますから、よほどの旧車以外は右ハンドルを選んでおいた方が良いのかもしれません。
スーパーなどの駐車場が大混雑をしている場合は、毎回車から降りて駐車券の出し入れをしていると、結構目立ちますし、人によっては恥ずかしい思いをするでしょうから、やはり、日本であれば日常的な使用目的の車であれば、右ハンドルが良いのかもしれません。