今回は、前回の東京のペットボトルを使ったハゼ釣りの続きになります。
ペットボトルを使ったハゼ釣りと言っても、ペットボトルでハゼを釣る訳ではなくて、ペットボトルを釣竿の代わりにして、仕掛けを作り、それを釣り場に持って行き、ハゼを釣るといった話になります。
釣竿を持ち歩くのは、地方であれば別に問題無いのかもしれませんが、東京都心で釣りをする場合は電車を利用する人も多くて、釣りをした後に近くの商業施設でそのまま食事や買い物をする人には結構不便なんですね。
釣り場のすぐ近くになんでも揃っているのが東京ですから、地方とは異なる釣りのスタイルがあるのは当然ですし、対象の魚は基本的にハゼしかいませんから、更にまったりとして風流な釣りが楽しめる訳です。
ペットボトルでハゼを釣る方法について。
前回、ペットボトルを使ったハゼ釣りの仕掛けを作る方法について書きましたが、それを使ってどうやってハゼを釣るのかといえば、穴釣りと投げ釣りで釣り方が若干変わってきます。
お台場などではハゼの穴釣りが有名ですが、その場合、ペットボトルを左手に持ち、右手で餌や重りがついた仕掛けをポイントの真上からゆっくりと落として、手で仕掛けを上下に動かして釣ることになります。
ただ、この場合、波際で人の手が届く範囲までしかポイントに仕掛けを落とすことができませんから、穴釣りでよく使われている1メートルくらいの釣り竿を使っている人と比べれば、かなり不利な釣りになります。
まあ、ハゼの場合はそれでもそれなりに釣れますので、ペットボトルを使ったハゼの穴釣りでも問題は無いのですけど、ペットボトルの釣りが生きてくるのは投げ釣りの方になるのでは無いでしょうか?
ペットボトルの仕掛けでどうやって投げ釣りを?
多分、釣り竿もリールも無いのに、どうやってペットボトルの仕掛けで投げ釣りをするのか?疑問に思う方もいるかもしれませんが、ペットボトルの形状を見ればわかる通り、リールと同じ様な状態で釣り糸を巻きつけているはずです。
ですから、左手でペットボトルを持ち、右手でオモリや餌がついた仕掛けを持ち、右手でテコの原理でオモリを振っていくと、遠心力が発生してそのまま、投げた方向に飛んで行くことになります。
その際に、ペットボトルの端っこを仕掛けが飛んで行く方向に向けて行けば、スルスルと釣り糸が引っ張り出されて、あとはそのままポイントに仕掛けがうまく治る訳なのです。
数メートルから10メートル位なら十分遠投可能です。
ペットボトル以外の仕掛けだと、この様な投げ釣りはできないのですが、ペットボトルの形状であるとか大きさは、リールの糸を巻いている部分と大変よく似ているため、あとは人の力で投げるだけで、遠く離れた場所でも仕掛けが届くことになります。
遠くと言っても、ジェット天秤のように100メートル以上も遠投できる訳ではなくて、数メートルぜんごから10メートル位が最大でしょうか?、それでもハゼを釣るには十分な飛距離になります。
この場合、ゴム管とウキをつけておいた方が、ハゼが食いついた時にはすぐにアタリが分かりますから、できればつけておいた方が良いのですが、そのあたりは状況に応じて対応すれば十分だと思います。