多摩川にて三枚網でフナを捕獲したベトナム人摘発の理由とは?

先日、中国人の集団が都内でも屈指の江戸川放水路にて、100トンを超える牡蠣の殻を違法に投棄していた事件が問題になっていますが、それとは別でベトナム人達が多摩川で三枚網を使ってフナを捕獲していて摘発されていましたが、何が問題なのでしょう?

多摩川と言えば、最近ではタマゾン川と言われていて、エンゼルフィッシュやセルフィンプレコ、ネオンテトラなどが普通に泳いでいますから、ガサガサで熱帯魚を捕まえれるって噂になっていますし、エビや小魚等もガサガサをすれば簡単に捕まえれます。

多摩川で釣りをしている人や川エビなどを捕まえている人たちは逮捕されたって聞いたことがないのに、ベトナム人達が何故摘発されてしまったのかと言えば、釣だったら良かったのですが、三枚網という本格的な漁業で使う網を無断で使用したからです。

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多摩川にて三枚網でフナを捕獲したベトナム人摘発の理由とは?

 

ベトナム人たちも、普通に釣りをしていたのでしたら、警察に摘発されることもなかったのでしょうけど、漁業用の20メートルを超える大きな三枚網を使って無断で多摩川で漁業を操業していたことから、当然ながら市民に通報されて警察に摘発されました。

当たり前ですが、日本の河川や海では漁業権と言うものがありますし、漁業権があるような場所ではそこで決められた漁法で魚を捕獲したり、禁漁などの期間を厳守したりして魚の資源がなくならないように、環境を考えた漁業運営が行われています。

多摩川では漁業権が設定されている区間と漁業権が設定されていない区間があり、ガス橋より上流にいくと漁業権が設定されている区間なので、勝手に釣りをしていると密漁扱いになり摘発されてしまいますが、それより下なら漁業権は設定されていません。

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漁業権が設定されていない区間で違法な操業をしていると摘発対象。

 

多摩川のガス橋よりも下流では漁業権が設定されていませんので、ガサガサ等の小型の網を持った魚やエビの捕獲や、釣をするのは自由になっているんですが、今回のベトナム人たちのように本格的な漁業で使う三枚網を使って操業をするのは違法になります。

当然ですが、漁業権が設定されているガス橋よりも上流でこれをやると更に違法な状態になるわけなのですが、三枚網を使って河川で魚を捕まえると大量に魚を捕獲することになりますから、生態系の問題に深く関わる位、根こそぎ魚を捕まえる事になります。

三枚網や投網等は、元々本格的な漁業で使う網ですから、一般常識的に考えて日本国内のどのような河川であっても利用は禁止されていますので、このタイプの網を使う場合は漁業権が設定されてる区域で漁業関係者のみが利用できると思って下さい。

 

 

今後は外国人が行う同様の問題が多発する可能性もありますね。

 

一般的に日本人でしたら多摩川で三枚網を使ってフナを大量に捕獲しようなどとは思いませんし、江戸川放水路で牡蠣を100トン以上も乱獲しようとは思わないのですが、外国人の場合はそのような感覚はない人も居るため、今回のような問題が発生します。

今回は、ベトナム人が違法に三枚網でフナを捕獲していた現場を見つけた通行人が警察に通報して発覚していますが、通報されない範囲で似たような違法操業が行われているかもしれませんし、これまで日本で発生しなかったトラブルも発生しそうです。

現在、資金集めに困った暴力団等が養殖場から魚を盗んだり等の事件も発生しており、市民側ではなくて行政側がきちんとした対応をしていかないと、日本全国で似たような事件が発生する恐れがありますし、最終的には子供が被害者になり兼ねない状況です。

安全で住みやすい街にするために、行政には今以上の対応をして頂きたいところです。


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Updated: 2017年12月8日 — 11:41 AM