東京で釣りを楽しむ|納得の大物を狙うなら船が必要?

東京で釣りを本格的に楽しむ為には、基本的には、防波堤からドボンや投げ釣りでは容易には大物は釣れませんから、船に乗って東京湾内であったり、東京湾外の外洋に移動する必要があります。

東京湾というのは実は、大量のプランクトンが発生する場所であり、それを餌として求める小魚がたくさん集まり、更にはその小魚を餌として捕食する大型の魚も集まってくるという状態になっています。

高性能な下水処理場が東京にありますし、全国でも相当な量の下水を処理している訳ですから、処理した水が大量に東京湾に流れ込んでいる訳ですね。

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現在の技術では、いくら綺麗に水をろ過したとしても、リンや窒素などは完全に除去できないらしくて、それが海に大量に流れ込み、東京湾というクローズされた海にドンドン広まっていく訳です。

今後、下水処理の技術が革新的に進歩していけば改善するのかもしれませんが、現状では暫く状況は変わりそうにありません。

それが、東京湾で大量のプランクトンが発生している要因になっています。

ですから、あまり魚がいさそうもなくて、夏場は全面赤潮のように汚い東京湾の海ですから、魚なんて全くいないだろうと思う方も多いかもしれませんが、いろいろな要因が重なり合って魚の宝庫になっています。

ただし、いくら魚の宝庫と言っても、東京湾に面した防波堤から釣りをしようと思っても、殆ど魚を釣ることなど出来ず、魚よりも釣り人の方が多いのでは?と感じるのは東京ではよく見られる風物詩ようなものになっています。

東京湾に面した都内の防波堤では、精々ボラが跳ねているくらいで、小魚の大群はたくさんいるのですが、大物がいるかと言えば、時期や場所によってはシーバスが入れ食いで釣れるケースもありますが、日常的に釣りをしたい場合は、残念ながら難しいと言えます。

東京で大物釣りを楽しもうと思ったら、防波堤などからでは小物を釣ることはできても、大物を釣ることはできませんから、船で東京湾に出ないと本格的な釣りは楽しくむことは出来ないといことになります。

この辺りは、防波堤からでも石鯛などの大物が釣れる地方との根本的な違いですね。

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東京で釣りをしている人で、全く魚が釣れない人は、恐らくは大物用の仕掛けを使って、防波堤などから釣りをしている為、仕掛けと釣れる魚が一致していない状態になっている可能性があります。

本当に生まれたばかりの小さい魚でしたら、水中の天敵があまりいない東京湾の防波堤や海に面した公園などには沢山いますし、夏場になると物凄い大群で泳いでいますが、それらの魚は小さすぎて釣りの対象にはなりません。

しかし、それらの小魚を餌とするハゼのような魚が沢山集まってきていますので、ハゼ釣りでしたら東京湾の防波堤が最適です。

ハゼよりも大きな魚を狙う場合は、東京湾の防波堤の周り集まっているような小魚がもっと成長した状態で、それを餌として捕食しているような大型の魚がいるポイントに行けば良いだけで、そこに行くには船が必要といった感じですね。

プレジャーボートを保有すれば、東京では地方よりも充実した釣りを楽しむことが出来ますから、生活に余裕があり毎週休みの日に釣りを楽しみたい方は、ぜひプレジャーボートを購入しても良いかもしれません。

ただし、プレジャーボートって案外簡単に飽きてしまうことが多いため、マリーナに行けば、貝の養殖場のようになってしまっているプレジャーボートが沢山ありますし、維持費が払えなくなって差し押さえをされてしまっているような人もそれなりにいます。

その場合は、乗り合いで30000円くらいの予算を組んで、釣り船に乗って東京湾の外洋と面した辺りくらいまで移動して釣りを楽しむことが出来るのですが、知らない人と一緒に釣りをしたくないとか、自分で好きなポイントに移動して釣りを楽しみたい方にはあまり向いていません。

また、好きな時間に好きな場所に移動できないといったデメリットがありますけど、逆に言えば、寝ていても勝手に釣りのポイントまで移動できますし、寝ていても勝手に港まで戻ってきますから、面倒な人であれば寄り合いの釣り船がマッチしている場合もあります。

結局、大物を釣りたい場合は、必ず船が必要になることには変わりはありませんので、プレジャーボートを購入するか、乗り合いの釣り船を選ぶになります。

レンタルボートは、移動距離を極端に制限されていますし、費用も高額になったり規約などが面倒ですから、それなら乗り合いの釣り船にしたほうが良いでしょう。


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Updated: 2015年6月27日 — 1:20 PM