東京では潮干狩りで大量にハマグリがとれるの?

東京では天気が良い夏の日には、潮干狩りをしている人も多く、最近では中国人らしき人たちが大量の牡蠣を採取していて、その貝殻を大量に河川に投棄していて問題になったりしていますが、実は東京湾は貝が大量に採取できますので、潮干狩りは人気です。

友人などでも、潮干狩りに行って、バケツ数杯分のハマグリを捕獲したので、バター焼きにすると美味いからバーベキューでもしない?って連絡をしてくる人もいるんですが、バケツ満タンに入れられているハマグリを見てみると、実は違う貝なんですよね。

違う貝というのは、ハマグリと大きさや見た目がよく似ているバカ貝のことで、東京湾には大量に棲息をしていて、見た目もハマグリに似ていることから、間違える人が多いんですが、国産のハマグリは相当貴重になっていて、簡単に素人が採取出来ません。

 

 

東京では潮干狩りで大量にハマグリがとれるの?

 

水が綺麗で広大な砂浜が存在していた江戸時代なら今は、釣り上げたら奇跡とも呼ばれているアオギスも簡単に江戸周辺で釣れていたらしいので別なのでしょうけど、現在の東京湾では、アオギスは絶滅してしまっていて、ハマグリも大変希少になっています。

ハマグリも埋め立てや生活排水などによる環境の悪化、高く売れるので過去のとりすぎ等によりその生息数は激減していて、プロの漁師なら別でしょうけど、素人がバケツを持って潮干狩りに行って、満タン状態で何杯も持って帰れるようなものでもないです。

ハマグリが名産になっている千葉県でお土産のハマグリとか、ハマグリマン(肉まんのハマグリバージョン)を買ってみても、小さく中国産と書かれているのを見ると唖然となりますが、国産、しかも東京湾のハマグリは今では希少なので簡単には取れません。

 

 

ハマグリとバカ貝は見た目が似ているので間違いやすい。

 

その大きさが全然違いますので、アサリとハマグリを間違える人はあまりいませんが、ハマグリとバカ貝は大きさがよく似ているのと、見た目も似ているので、慣れていない人が見れば、バカ貝は超マイナーですから、有名なハマグリと間違える人が多いです。

プロが見ればひと目でハマグリとバカ貝の違いは分かりますので、先ず間違える事はありませんが、バカ貝は貝殻がとても割れやすくなっていて、重さもハマグリよりも軽いですから、スーパーでハマグリを買ってきて一度も触ったことがあれば分かります。

ハマグリとバカ貝では貝殻がくっついている部分を見ても見分けが付きますので、貝殻がくっついている部分に凹凸があるのがハマグリで、なんかスマートになっているのがバカ貝なのですが、貝殻を叩いてみればすぐに分かりますので、早い話が慣れです。

 

 

とりあえず潮干狩りを楽しむならバカ貝でも良いと思います。

 

一般人がハマグリを狙って潮干狩りするのは難しいですが、バカ貝であれば、どこでもここ掘れワンワン状態ですから、ご家族や友人などで潮干狩りを楽しみ、バケツ満杯持って帰りたいのであれば、バカ貝でも良いと思いますし、調理すれば大丈夫です。

ただし、味はハマグリの方が圧倒的でバター焼きでバーベキューを楽しむのであれば、高価なバターも大量に使いますし、他にも色々とお金がかかりますので、最初からスーパーや豊洲市場で国産のハマグリを購入して食べたほうが圧倒的に効率が良いです。

潮干狩り自体は小さな子供が大変喜びますし、東京ではお台場の砂浜でもバカ貝なら簡単に採取できますし、アサリも取れますので、ハマグリは大変希少ですが、あくまで潮干狩りを楽しむのが目的なら交通の便も良い東京湾での潮干狩りは大変お勧めです。

Updated: 2019年7月4日 — 4:46 PM