東京湾で大発生しているアカエイは釣らない方が良い理由

東京湾には実は相当な魚が集まってきていて、お世辞にも海は綺麗だとは言えないのですが、魚にはそれ程影響はないらしくて、巨大なチヌがお台場の浅瀬に大群で集まってきていたり、サヨリの大群がお台場を泳いでいたりと、沢山の魚がいるのです。

夜になるとシーバスをルアーで釣っている人を頻繁に見ることがありますし、投げ釣りで大物を狙っている人達も土日になれば家族連れで防波堤付近に多く集まっていることもあり、それだけ釣りをしている人が多いのですが、余り釣れていない事が多いです。

魚は沢山いるのに余り釣れない事が多いのが東京の海釣りなんですけど、その中で簡単に釣れる大きな魚がいて、この魚を釣る事は簡単なんですけど、釣った後が厄介なので出来れば最初から関わらない方が良い魚の代表がアカエイになります。

 

 

東京湾に大発生している大型のアカエイは毒針を持っている。

 

東京湾で釣りをしていると頻繁に見かける大きな魚にアカエイがいて、このアカエイは簡単に釣ることが出来ますし、引きも強い魚なんですけど、釣った後が厄介で下手をすると救急車で運ばれてしまう恐れもありますので釣らないようにしておきましょう。

アカエイを釣るのは簡単で、スーパーで売られているアジやイワシ等を釣り針につけて適当にその辺のポイントに放り込んでおくだけで、付近をアカエイが泳いでいれば勝手に食いついて来ますから、後は釣り上げるだけなんですけど、とにかく重い・・・。

基本的にアカエイが食いついた場合は、釣りの引きを暫く楽しんで、釣り糸を切断して放流することになりますので、仕掛けが勿体無いですし、アカエイ自体釣り上げても利用用途がまったくないことに加えて、尻尾の毒針が大変危険な魚になります。

尻尾の毒針には注意しておけば良いだろうと思うかもしれませんが、大きなアカエイの力は想像以上に強いため、慣れている人であっても危険な魚なので慣れていない人が軽い気持ちで扱っているとどのようなトラブルになるか分からないので危険なのです。

 

 

普通に釣りをしているとアカエイを釣ることは殆どありません。

 

アカエイの場合、普通にゴカイをつけて釣りをしている分には食いつくことは殆どありませんし、ハゼやカサゴなどを釣る仕掛けであれば、万が一アカエイが食いついても、仕掛けが切れてしまって面倒な状態になることもありません。

実際にアカエイを釣り上げてしまいそうになる人の大半がアカエイが食いついても釣り上げることが出来る仕掛けを使っているか、最初からアカエイを釣るための仕掛けと餌を使って釣りをしていることが大半になりますから、止めておいたほうが無難です。

東京の釣りスポットなどには、アカエイを釣らないようにとか、アカエイの毒に注意しましょう的な立て看板が普通に確認できますので、海の中を眺めていて大きなアカエイが泳いでいるのを見ると、ついつい釣ってみたくなるかもしれないのが釣り人です。

 

 

アカエイも釣り針が口に刺さったままでは可愛そうです。

 

大型のチヌであれば目の前にいても容易に釣ることが出来ないのですが、アカエイの場合は釣りの仕掛けと餌が適切であれば誰でも簡単に釣ることが出来る魚ですから、万が一アカエイが食いついてきた場合、釣り糸を切断してスルーすることをお勧めします。

その場合でも釣り針はアカエイの口に刺さったまま、釣り糸も海の中に落ちるかアカエイが永遠に引っ張っていくことになりますから、アカエイも可愛そうですし、海の環境にもよくありませんので、やはりアカエイを釣るのは普通に考えてお勧め出来ません。

Updated: 2017年6月28日 — 2:26 AM