福島第一原発が爆発した2011年以降、東京湾の名物でもあったハゼ釣りに関しても心配される方が増えているようですし、それについては健康に関わることですから心配するのが普通ですから、それを気にするのは悪いことではありません。
例えば、福島産の野菜は猛毒であるとか、福島で捕獲された魚は高い放射能汚染にさらされているとか、化学的根拠もなしで一方的な風評をネットでばらまくのは絶対によくありませんけど、自分が食べる食品に関して、それが本当に大丈夫なのかを心配するのは当たり前の話です。
東京湾のハゼ釣りは食べる為にする釣りなのです。
それで、ハゼ釣りといえば、その殆どが持ち帰って食べる為に釣るものであり、一部の人は飼育する為にハゼを釣っている人もいますが、東京湾でハゼを釣る殆どの人の目的は、釣ったハゼを持ち帰って天ぷらなどにして食べることにあります。
江戸川の水門付近に行けば、1日で100匹以上のハゼを釣っている人もいらっしゃいますから、東京湾の形状からして、ハゼ釣りに適したポイントが沢山あることや、誰でも簡単に釣れることから、親子連れにも大変人気な釣りになります。
その釣ったハゼは持ち帰って調理して自分たちで食べる訳ですから、それが放射能汚染の問題があるかないかについて、その都度確認するのはしない人よりも家族のことを考えている良い人ですから、具体的な答えを知りたい訳なのですね。
東京湾の放射能汚染されていないハゼはどうやって調べるの?
別に個人レベルであっても、釣り上げたハゼを専門機関やコネがあれば大学などに持ち込んだら、放射能汚染の測定をしてくれるのですけど、そんなことをやっていると費用がかかってしまって大変なことになります。
ですから、費用をかけずに東京湾のハゼの放射能汚染を確認したい訳なのですが、その際には東京都や千葉県などの行政のホームページなどで定期的に河川で捕獲された生き物の放射能汚染の測定結果を公開してくれています。
2011年以降は定期的にその情報を公開してくれていて、一時期江戸川のウナギから高い放射能濃度が測定されたことがあり、江戸川のウナギを釣って持ち帰らないような警告が表示されていました。
行政が税金を使って高額な費用が必要な検査してくれているので参考にできます。
日本の大手メディアなどは全く取り上げなかったような気がしますが、行政のホームページでは普通にそれが掲示されていて注意を促していましたが、その後、江戸川のウナギからは規定値を超える放射能汚染は確認できないとなりました。
ハゼについて言えば、これまで行政の放射能汚染測定から基準値を超える汚染が確認されたことが一度もありませんので、その結果だけを信用すれば、東京湾のどの場所で捕獲されたハゼであっても安全であると言えます。
結論から言えば、行政が調べている結果では、東京湾に汚染されたハゼはいないことになりますから、何処で釣れたハゼであっても持ち帰って食べて問題はないと言えます。
ただ、これについては確率の問題ですから、100%東京湾のハゼが安全であることを保証してくれるものでもありませんので、あとは行政の分析結果を見てハゼ釣りをする人が各自で判断をすることになります。
参考 千葉県市川市の水産物の放射能汚染についての検査報告
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http://www.city.ichikawa.lg.jp/gyo06/1111000052.html