東京湾で捕獲した貝は猛毒なので食べれない?

最近、温かい時期の連休前になると、ニュースなどで東京湾の貝には毒があるので、食べてはいけませんとか、注意しましょうって告知がされているのを見て、東京湾はとても汚れているので、貝もフグ並みのテトロドトキシンみたいな毒がある?となります。

これ、一般には貝毒と呼ばれているものであり、意味的にはヤドクガエルの毒と似たようなかんじなんですが、もともと、東京湾のアサリやバカガイ等の貝そのものは毒を持っていないんですけど、その貝が食べる餌が原因で毒素を溜め込んでしまう現象です。

貝毒というのは、特定のプランクトンが大発生をした際に、アサリやはまぐり、バカガイ等は、プランクトンを積極的に食べて水を綺麗にするんですけど、そこで、毒素をもったプランクトンを大量にたべてしまった貝の体内に有害な毒素が溜まっていきます。

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東京湾で捕獲した貝は猛毒なので食べれない?

 

行政が危ないって告知を出すくらいですから、貝毒と呼ばている毒素を溜め込んでいるアサリなどの貝を食べてしまった場合、中毒症状が発生したり、最悪は死んでしまうことすらありますので、貝毒の可能性がある地域で捕獲した貝を食べるのは駄目です。

この貝毒については、一般の人が目視で見分けるのは殆ど無理なので、アサリの潮干狩りなどをする場合、地元の漁協関係者とか行政に確認をして、その地域の貝は安全なのか?の問い合わせをするしかなく、貝毒が危険な場所については変動もあります。

東京湾では下水処理できない大量のリンが、下水処理場から東京湾に流されているので、そのリンを餌として爆発的に発生するプランクトンが原因で、夏場の東京湾の海の色が赤くなったりしていますが、この赤潮の発生と貝毒は密接に関係しています。

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漁協が管理している区域なら貝毒は大丈夫です。

 

貝毒について、以前はここまで大きく扱われることがなかったような気がするんですけど、最近では貝毒をやたら行政やメディアがニュースとして扱っているので、なにか理由があるのかもしれませんけど、怪しい場所での貝の採取は止めた方が無難です。

貝毒は目視で判別するのが大変難しく、専門機関に貝を持ち込んで分析しないと分からないのですが、海が異常に赤くなっているような区域であるなら、毒素の要因になるプランクトンが大発生している可能性もありますので、手を出さないほうが良いです。

日本の場合、行政や水産試験場に確認を取れば、貝毒が発生している区域については、無料で情報を提供してくれますし、多くの家族連れが潮干狩りをしているような場所でしたら、漁協関係者などが管理をしていることも多いので、まず貝毒は大丈夫です。

 

 

別に東京湾のアサリやはまぐりでも普通に食べれます。

 

意外かもしれませんが、お台場でもアサリが大量に取れるのは結構有名で、暖かくなると潮干狩りをしている人も多いですし、お台場の海で海苔の養殖をしている団体などもあるくらいなので、あまり綺麗とは言えませんが、お台場で貝毒は聞かないですね。

東京湾で捕獲したアサリやハマグリ、バカガイ等でも、たべて貝毒で倒れたって人は聞いたことがないので、余程変な場所で潮干狩りでもしない限り、そこまで神経質になることは無いのでしょうけど、気になる人は行政に確認を取る癖をつければ大丈夫。

まあ、アサリはお台場でもたくさん取れるんですが、ハマグリって実は殆ど取れなくなっていて、千葉県の名産としてハマグリが有名ですが、千葉県のお土産屋で売っているハマグリをよく見てみれば、中国産って書かれているのがとても悲しい感じですね。


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Updated: 2019年4月27日 — 11:42 PM